印賀　勝男の今日のねらい目！

　笠原亮の安定感が抜群だ。２日目前半４Ｒは４コース差しで開幕３連勝を決めると、後半８Ｒは手堅く３着を確保。相手の結果を待たずして、予選トップ通過を決めた。相棒・53号機の手応えも良好。「出足が良くて、いいエンジンの雰囲気はありますね。伸びはタイム通りで普通かな。（準優は）何とか逃げたいですね」と力を込めた。準優はもちろん大トリ11Ｒで登場。きっちり人気に応えて、優勝戦のポールポジションをつかみ取る。

　機力面では、２日目連勝の牧原崇が好気配をアピール。「エンジンのおかげですね。行き足関係がいいし、スタート全速ならちょっと出ていく。数字（複勝率40％）通りの足をしていますね」と、タッグを組む23号機に感謝した。予選を３位でクリアし、準優９Ｒは優出一番乗りにチャレンジする。６月の平和島一般戦以来、今年２度目の優出となるか。

　女子では地元の北村寧々が15位、上田紗奈が18位で予選突破。北村が「初日後半から足は良くなってきた。グリップ感やつながりが良くなった」と話せば、上田も「タイムが出だしたし、旋回ができる感じが出てきた」と気配上向き。両者とも準優は外枠での戦いとなるが、一矢報いることができるか注目したい。