印賀　勝男の今日のねらい目！

　遠藤エミが準優９Ｒを逃げ切って、優勝戦３枠に入った。３日目から舟足はトップクラスで欠点はない。「出足がしっかりしているし、スリットも余裕がある感じ。新燃料はびわこでも走っているけど、スタートする足はどちらも一緒くらいの感じです。大村は相性いいですね」。ＳＧを制した地で今年３度目の優勝を狙う。

　女子賞金ランキング８位につける平山智加は、年末へ向けて少しでも賞金を加算したい。２日目以降はオール２連対の堅実な走りで、仕上がりもトップクラスだ。「バランスが取れて、出足も伸びも悪くない。回った後の押しがいい」。好みの実戦型に、にっこり。「このエンジンは行き足が安定しているので、スタートが決まる。あとは気持ちですね」。今年２度目のＶへダッシュから攻め込む。

　北村寧々がうれしいデビュー初優出を決めた。準優11Ｒは５コースから鋭いまくり差しを決めて２着。インから逃げた田口節子を破る寸前だった。「１Ｍ回った時はうれしかったけど、その後は恥ずかしかったですね」と苦笑い。「緊張しました。夢かと思ってびっくり」と興奮気味に話す。仕上がりは問題ない。優勝戦は地の利を生かして、再び田口に迫る。