印賀　勝男の今日のねらい目！

　西舘健が速攻で優勝戦１枠をゲットした。準優９Ｒはコンマ10のトップスタートから１Ｍを先取り、そのまま節一のパワーを発揮。「自信を持って臨めました。１Ｍも慌てずにグリップさせて、しっかり回れた。回った後は完璧な足をしています。初優勝した時と同じような感覚。安定板が付いても外れても大丈夫。前回（同じ18号機で帰郷）のリベンジができそうです」。６月のＧ３は初日で無念の帰郷となったが、今回は同じエンジンを抜群の状態に仕上げた。優勝戦も仕掛け的確に逃げ、デビュー２度目の優勝を決める。

　勝負どころで気合が光ったのが石丸海渡だ。準優11Ｒはインからコンマ01の鋭い仕掛けを披露して逃げた。「威張れるまでの足ではないけど、まとまっていますよ。伸び負けはないし、出足、ターン回りも安定してきた」。優勝戦は２コースから再びスタートで踏み込んで、まくり、差しの両面策で西舘に迫る。

　地元勢も意地を見せた。準優９Ｒは木場悠介が４コースから、同10Ｒは坪口竜也が３コースから、それぞれ浮上して２着に入って優出。坪口は４枠から地元優勝のチャンスをうかがう。「スリットで先行していたので、うまくいきました。足は優勝戦に入ると弱い方だと思う。乗り心地はいいので思い切ってターンはできます」。再び的確なレース運びで結果を残すか注目だ。