印賀　勝男の今日のねらい目！

　須藤博倫が順当に優勝戦１枠を手にした。準優10Ｒで２艇フライングが出た後の同11Ｒだったが、勝負強さが鈍ることはなかった。コンマ02と強烈なスタートを披露し、そのまま軽快に逃げた。「節間を通してバランスが取れています。周りに大きく出られるようなこともない。質のいいスタートを行って冷静に回れれば、舟が返ってくる感じはあります。スタートは０台で平気で来る選手がそろっているし、集中してしっかりいきたい」。優勝戦もスタート巧者がそろい、気を抜けない戦いが続く。再び仕掛けから気合を入れて、優勝をつかみにいく。

　香川素子は準優９Ｒを逃げ、優勝戦２枠をゲット。ターン後に力強く進む機力は変わらずで、スピードが光る。「足はいいです。伸び型ですかね。ただ、乗り心地の合わせる範囲が狭い。合わないと前半みたいになりますね。乗れるか乗れないかで出足が変わってきますよね。合わせられれば出足も悪くない」。調整をしっかりと合わせ、道中で須藤に食い下がりたい。

　優勝戦３枠の金子賢志も準優で調整を合わせ、ムードがいい。「前半は良くなかったけど、準優はいい足をしていました。伸び系に調整すると良くない。行き足を良くした方がいいですね。今の足は出足寄り」。実戦足重視の調整に手応えを感じている。準優10Ｒと同様の攻めで浮上を狙う。