印賀　勝男の今日のねらい目！

　桑原悠がオール２連対キープと順調だ。２日目前半５Ｒは２コースからコンマ11の好スタートを決め、差し切った。10Ｒはカドから冷静に差して２着を確保した。「足自体はいいと思う。ただ、チルト０・５度の方が回転の上がり、乗り心地が自分の好み」。特に後半レースではスリットからの威力も見せており、スタート力を存分に生かせる状態にある。３日目７、11Ｒもこのままのペースで、予選トップ通過を狙う。

　池田紫乃も初日から３走オール３連対と手堅い。今節は69号機の前回使用者、石川真二の調整を尊重してペラはそのままの状態でレースに臨んでいる。前回同様、舟足の威力は抜群だ。「用心しながら乗らないといけないんですけど、その分、行き足やピット離れがいいです。それでいて直線も下がらないのでいいと思います」。特に２日目後半８Ｒのイン戦は強烈な舟足が際立った。コンマ05と踏み込んだ仕掛けから先マイし、旋回後一気に突き放す圧倒ぶりだった。３日目６Ｒも快走に期待したい。

　２日目、好走が光ったのが山口真喜子。後半12Ｒは２コースから攻めたが、舟が大きく流れて最後方へ。しかしそこから２周２Ｍで４番手まで浮上すると、３周１Ｍでは本村大の内を突いて浮上。３着でゴールした。「レースに行くとそこまで気にならないが直線は弱め。乗り心地が良くて握って回れる感じはある」。舟足こそ物足りなさがあるが、道中の豪快なレースぶりが光る。予選ラストの８Ｒは６枠＝大外から結果を残せるか。