印賀　勝男の今日のねらい目！

　新開航が連続Ｖへ突き進む。前回桐生の周年を制し、好リズムのまま今節を戦えている。今節はフライング持ちで仕掛けに足かせがあるが、それでも日に日にスタートの安定感が出てきている。舟足の仕上がりも上々だ。「まとまっていて中堅上位ぐらい。悪い部分があまりない。インからなら十分な仕上がりだと思う。後は微調整だけ。スタートはだいたいこんなもんかなと思っていってる。いつも通り走るだけ」。隙がなく、抜けたターン力を生かせる状態。準優11Ｒ同様、マイペースな走りで先頭を譲らない。

　安河内健は快勝で優勝戦３枠を勝ち取った。準優９Ｒは２コースから差し、先に回った本村大と並んだ。強力な伸びを誇る本村に、全く見劣らないパワーで２Ｍを先取って先頭を確保。仕上がりの良さを見せつけた。「準優のスタートは誰も来ていなかったから放ったけど、それでも出ていった。握り直してからの反応もいいので、伸びだけでなく出足も上位級。乗り心地は犠牲になっている部分があるし、道中も事故できなくてワンテンポ遅れたりはあるけど、足は問題ない」。今年７月に平和島で優勝した時は、大外からのまくり差しだった。舟足が仕上がれば枠不問で優勝を狙える旋回力がある。センターから機力を生かした機敏な攻めで、新開の優勝に待ったをかけるか。