印賀　勝男の今日のねらい目！

　野間大樹は必勝を期した１枠の６Ｒで、逃げ切れず２着。それでも舟足には手応えをつかんだ。「足はだいぶ良さそう。直線寄りで、出足も悪くなかった。チルトをマイナスにして乗りづらさも少しましになった」。課題の乗り心地が上向けば、台風の目となりそうだ。２日目２走は強力な伸びを生かして上位陣を脅かす。

　その６Ｒで野間を２コースから差し切ったのが森安弘雅だ。「思ったより１Ｍの向きは良かった。伸びは野間（大樹）選手の方が良かったけど、回った感じは大差なかった」と安堵（あんど）の表情。後半11Ｒは６着大敗と出入りの激しい１日となったが、６枠で迎える２日目を何とかしのいで勢いをつけたい。

　橋本明は２走して未勝利に終わった。ただ、選手間では伸びが評判になっている。「評判通りでエンジンはいいですね。この伸びがあればいいと思うし、後は自分がしっかり乗りこなせるかだけです」と53号機のパワーを実感した。２日目は６Ｒ１枠の出番。逃げてリズムに乗る。

　西島義則は初日唯一の連勝を飾った。「前半は急に追い風が吹いてスタートが難しかった」。急なコンディションの変化にも、経験値の高さで慌てず対応して勝ち切った。２日目も勝ってシリーズを引っ張る。