印賀　勝男の今日のねらい目！

　原田幸哉が結果を残してきた地元戦では負けられない。手にした46号機は複勝率22・２％の数字通り、近況も動きがひと息な低調機。前検ですぐにペラ調整を行ったが、物足りない感触だった。「バタバタしててスタート特訓しかしてないので何ともいえないけど、回転の上がりが悪かったしレースにいける感じじゃない。またペラ調整を含めて調整はやっていきたい」。24年も当地では周年を制覇するなど、要所で意地を見せてきた。今回も地元強豪が相手でも負けられないところ。４Ｒ５枠はともかく、12Ｒ１枠の出番に向けて手を尽くす。

　12Ｒメンバーでは、下條雄太郎が前回浜崎直矢が優出（２着）した20号機を手にした。フライング休み明けで感触は探り探りとなったが、素性機に信頼を寄せた。「休み明けなので何ともいえない。もらったまま行った。休む前と気温が違うのでスタートが早く感じる。初日に乗ってみて違和感があれば調整も考えるけど、エンジンは悪くなさそうなので、そのまま現状維持でも大丈夫とは思います」。前半５Ｒと合わせ、今年のスタートダッシュを決めたい。

　赤坂俊輔、石川真二と使用者が連続で優勝を決めた、69号機は池田紫乃が手中に収めた。「悪い感じはしなかった。前検は恐る恐る乗っていたので、プロペラを見てから、調整をどうするか考える」。調整の違いもあり、前検の段階では抜群の足とはいえなかったが、ポテンシャルが高いエンジンだけに期待がかかる。初日は女子戦10Ｒの２枠。早速パワーを見せられるか。