印賀　勝男の今日のねらい目！

　今井貴士が軽快なレースで予選トップを勝ち取った。２日目８Ｒは４カドからコンマ11の好スタートを決め、まくり差し。ターン回りが力強く、先マイした妹尾忠幸をつかまえる威力だった。「体感は伸び型っぽいけど、差せたし出足も悪くないと思う。全体にいいと思うけど、乗り心地はちょっと気になる」。引き波を越えていく舟足に、手応えも十分だった。乗り味を仕上げ、準優11Ｒはしっかりと主導権を握る。

　中辻博訓は不利枠を克服して準優９Ｒ２枠をゲットした。２日目10Ｒで６コースから差して浮上。バックでは５番手付近の位置だったが、道中の的確なさばきで追い上げ、３着を確保した。「着は取れているけど、体感的には合っていない。足は普通くらい。なんとか乗りやすくなるように調整している感じ」。ターン力は発揮できているものの、上積みは欲しい。13号機のパワーを引き出し、万全の状態にして優出につなげる。

　地元代表格の石橋道友は予選２位通過で、準優10Ｒの１枠を確保した。良好な舟足とは言い難いが、実戦足を武器にさばいている。「初日は２走ともスタートをして伸びられる感じがした。２日目の前半は隊形的に伸びは気にならなかったけど、伸びは弱い感じ。出足はいいと思う。伸びは一緒くらいにはしたいけど、出足はいいのでここは大事にしたい」。スタート力で伸びをカバーし、しっかり逃げ切り狙う。