印賀　勝男の今日のねらい目！

　４日制シリーズが開幕する。地元エースの石橋道友は及第点の動きだった。「ペラはちょっとたたいた。回らんですね。この気温で。スタートの起こしは普通だけど、ターンの感じが他のところと違う」。手にした71号機は直線型のエンジン。行き足、伸びはスタート特訓でも水準の雰囲気があった。あとはターン回りの調整が合うかどうかが鍵を握る。くしくも、今節最終日の18日は、43歳の誕生日。バースデー優勝へ向け、初日２、12Ｒでリズムをつかみたい。

　石橋以外の主力勢では、西野雄貴が63号機を手にした。「普通ぐらいです。一瞬の回転の上がりは良かったので、前検としては悪くない。自分の好きな体感になるようにペラ調整をします」と出足に一定の手応えを得た。金田諭の「70」、佐々木完太の「60」は、ともに複勝率ほどのパワーを感じられず、拍子抜けの感が強かった。

　予選組では水原慎の「18」に注目。前回の山口晃朋はデビュー初優出Ｖの離れ業。出足、伸びともに高水準で、上位級の機力は疑う余地がない。中北将史の「74」も上昇著しい。前回の前野竜一は体重ハンディを感じさせない追い上げを見せ、実戦足は強烈だった。