印賀　勝男の今日のねらい目！

　小野生奈が初日から存在感を示す。手にした20号機はパワー上昇中のエンジン。前検でも行き足に軽快さがあった。「行き足は悪くない。（奥村）明日香選手が伸びていました。波が怖くてレスポンスも悪かったのでペラはたたきました」。初日の出番は７、１２Ｒ。４、１枠でスタート力に注目が集まる位置だ。好発進を決めて、優勝への足掛かりとしたい。

　他の発祥地選抜組は魚谷香織の11号機、竹田辰也の21号機がまずまずの動き。特に竹田はペラ調整が早速当たりムードがいい。「最近いっている形にペラをたたいていった。回転不足で少し鈍いのが気になるけど、進みは良かった。スタートも１艇身くらい早い」。江口晃生の29号機は気配がピリッとしなかったが、どこまで底上げしてくるか。

　優良機は予選組に多く渡った。地元の森陽多がエース32号機を獲得。９月に初勝利を挙げたばかりの１３３期生は２勝目を目指し、全力を尽くす。13号機は前原哉、72号機は中野孝二が引いて、こちらも目が離せない。吉田慎二郎が手にした52号機もハイパワー。松本一毅の31号機は前々回の松村敏が優勝、前回の久永祥平が優出５着。上り調子のエンジンで、中堅上位級のパワーで推移している。