印賀　勝男の今日のねらい目！

　桐本康臣の72号機は期待できる。前回の船越健吾はフライングに散ったが、その後、Ｆ２の身で強烈な追い上げを見せていた。ペラがバチッとはまり、明らかに複勝率（33・３％）以上の力強さがあった。桐本も前検のスタート特訓の動きは悪くない。「まだよく分からないけど、スタートは結構届いていた。ターンとかは回し過ぎた感じはある。前回良かったのなら期待しておきます」。優勝争いのキーマンになりそう。初日の出番は４、12Ｒ。ダッシュ枠から巧みなハンドルで上位争いを演じる。

　桐本以外の発祥地選抜組では、飯山泰の54号機が行き足を中心に、まずまずの動き。１枠に抜てきされた永田啓二の24号機は、今のところ、至って平凡だ。三嶌誠司の36号機、山口裕二の44号機、前田滉の74号機も調整の余地を残した。

　予選組では森貴洋の69号機、大井清貴の18号機が好ムード。特に森は足合わせ、スタート特訓で早くも評判を集めた。前検１番時計は小宮涼雅の６秒98。ただ１人、７秒を切った。