印賀　勝男の今日のねらい目！

　川野芽唯が早速シリーズを引っ張っていくか。手にした60号機は、前回山口真喜子が圧倒的なパワーで予選トップ通過を果たしたエンジン。「回転が上がってくれば問題ないけど、特訓では上がりが良くなかった。ローの部分の上がりが悪いからスタートが難しかった」。まだ調整が必要な状態だが、前回同様の機力を発揮できれば大きなアドバンテージとなる。手早く仕上げ、７、12Ｒで連勝を狙いにいく。

　ドリームメンバーでは、長嶋万記が早速上々の手応え。相棒となった22号機のチルト角度を変更することで、パワーを引き出した。「チルトをマイナスにしていったら行き足が良くなった。ロスがなくなって、スタートがしやすくなっていた。ペラは調整せずこの状態で様子を見てみたい」。意外にも今年の優勝はまだない。パワーを味方に着をまとめていきたい。

　地元勢では北村寧々のパワーが光った。「いい感じ。起こしは重いので、気を付けないと遅れそう。行き出してからはいい感じ。１人で乗ってるとターン回りは良さそうだった。明日、また乗って調整を考える」。起こしに課題が残るものの、足合わせしたメンバーから上々の伸びを評価されていた。まずは１Ｒの１回走りで存在感を見せる。