印賀　勝男の今日のねらい目！

　優勝戦メンバーでは松井洪弥のトーンがひときわ、高い。準優９Ｒ、インからコンマ11のスタートを放ち、３カドの高田明らを封じた。「怖かったけど、しっかりスタートが行けました」と安堵（あんど）の表情。ライバルにも緊張感にも勝ったことで自信はふくらむ。「足はめちゃくちゃいい。全部がいいです。乗り心地もゾーンに入っている。上位だと思います」と胸を張った。以前から「大村好き」を公言していたが、当地初優出を達成した喜びも相まって、終始、笑顔が絶えなかった。

　今泉友吾も大村とは相思相愛だ。準優10Ｒ、４コースから混戦を差し抜け、２Ｍを先取り。持て余していた48号機のパワーを勝負どころでフルに発揮した。当地では19年12月に６コースから、23年７月には２コースから、ともに優勝を飾っている。「特に伸びがいい感じ。回り足も良くて、バランスは取れている。３枠なら今のままで」。１枠の桑原悠にとっては、何とも不気味な刺客が優勝戦に乗ってきた。