印賀　勝男の今日のねらい目！

　エンジンは６月19日が初降ろし。どのエンジンもまだ２～３節しか使用されていない。６月の尼崎ＳＧグランドチャンピオンでは、セット交換（ピストン２個、ピストンリング４本、シリンダーケースの交換）が頻発し、舟足の変化が話題になったが、選手の公平性を期すため、大村ボートは３つのルールを設けた。

　①セット交換なし。

　②シリンダーケース交換なし（事故等による変形等は除く）。

　③キャリアボデーは抽選により、交換可能。選手が希望するキャリアボデーに交換できるわけではなく、抽選によって選ばれる。節間で１人１回まで。

　これによって今節は全て「純正」エンジンでの勝負。素性の良し、悪しが結果に反映される可能性が高まった。

　初日12Ｒのドリーム組では、峰竜太が早くも伸び加減だった。「僕は39年間、海と生きている。自分の大会だと思っています。このタイトルだけは持って帰りたい」。17、20年と２度の優勝歴がある大会で、１枠から幸先良く滑り出すか。

　ＳＧ連覇を狙う土屋智則は、初日９Ｒに１枠で登場する。前回使用者が石川真二の56号機でペラは特殊。「自分がやりたい形とはほど遠い。だけど、せっかく回転が上がってくれている。これは大事にしたい」。出足は良好で、枠には合っている。しっかり逃げて、シリーズの流れに乗る。