印賀　勝男の今日のねらい目！

　守屋美穂の準優11Ｒは実力者らしい走りだった。コンマ07のトップスタートを披露。高橋淳美がカドから攻めてきたが、ターンを外すことなく１Ｍを先取りした。76号機の仕上がりもトップ級と言える状態で、ターンの立ち上がりから一気に後続を突き放した。「前半は行きたいところにも行けない感じで調整が合ってなかった。そこからペラはだいぶ調整して、後半はしっかり合ってくれていた。２日目の時のような出足、伸び、全部の足がいい感じになってくれている。全部が上位と言っていいと思う。行きたいところにも行けるので、乗り味も問題ない」。前半７Ｒではカドから５着と成績を落としていたとは思えない、完璧な仕上がりだった。優勝戦もインから鋭い仕掛けで一気に独走態勢に持ち込むか。

　竹井奈美もスタート力を見せつけた。準優９Ｒはインからコンマ07の鋭い仕掛けを披露。チルト１・５度で抜群の伸びを誇る桜本あゆみが５コースから攻めてきたが、しっかりと押し切った。「（ターン）出口で桜本選手が見えたのでやばいと思ったけど、なんとか持たせられた。変わらず伸びはいい。ただ、ターンのスムーズさがなくて水面にはじかれる感じがある。そこをペラで良くしたい」。ターン回りも底上げして、２コースから自在に立ち回りたい。