印賀　勝男の今日のねらい目！

　早くも良機の予感？　前節、菅章哉が乗った26号機は同支部の先輩佐々木和伸に引き継がれた。６秒88の前検１番時計タイをマークした。菅はグイグイ出ていく足はなかったが優出４着と結果は残した。「スタート全速ならば少し伸びる。菅（章哉）君の名残が残っていて、重かった。でも悪くない重さ。自分なりに調整してチルトを跳ねることはない」と、伸びに一定の手応えをつかむものの、実戦足重視の構え。短期決戦ゆえに取りこぼしは許されない。機力の裏付けはあるだけに、初日２走は楽しみが膨らむ。

　横井健太の表情がほころんだ。引いた35号機は、前節前田聖文が全ての足を仕上げて優出３着した代物。特訓の動きも上々だった。「前操者の前田（聖文）選手は成績をまとめているし、良かったみたい。スタート勘を合わせられるかですね」。好ムードが漂い、初日はダッシュ戦２走で台風の目となるか。

　野田部宏子が好発進を目指す。相棒の11号機は前節、上平真二が仕上げて優出２着だった。「走り出せば直線は悪くなかった」。スタート勘は確かなだけに初日９Ｒは２コースまくりの可能性を秘める。