印賀　勝男の今日のねらい目！

　中越博紀が優勝戦のポールポジションを勝ち取った。準優11Ｒは５枠の大神康司が前付け策に出る、プレッシャーの懸かるイン戦だった。それでもコンマ04の鋭い仕掛けから先マイ。１Ｍを先取った後は早々に独走態勢に入った。「第１関門を突破しました。前半の感じなら駄目かもと思っていた。レース足がなかったので。準優はベタ水面だったから良かったです。合えばスリットは問題ないし、回った後がいい。足には満足しているので、しっかり合わせるだけです」。優勝戦も冷静なレース運びで難なく逃げるか。

　準優９Ｒからは山口裕二、本村大の地元勢が優勝戦へ駒を進めた。山口はコンマ07のトップスタートから堂々の逃げ切り勝ち。「スタートは全身全霊をかけていきました。先に回っただけです。ちゃんと内からは仕事できるし、逃げられる足はある。今節はペラをいろいろやったけど、抜けたところは感じられない。どこかに色を付けたいんですけどね」。好調とはいえない舟足を補う、気合の仕掛けで結果を残した。

　カドから差して浮上した本村は、道中の競り合いをしっかり制しての２着。上々の内容だった。「地元で優出できて良かったです。今節は新ペラからのスタートだったけど、ちょっとたたいただけ。いいのは出足、回り足です」。優勝戦も４枠。回り足を生かしたレースで再び存在感を見せたい。