印賀　勝男の今日のねらい目！

　地元の樋口亮が優勝戦一番乗りを果たした。準優９Ｒは展示から６秒86と好タイムをたたき出し、インを生かした。スタートこそコンマ24とやや立ち遅れたが、しっかりと先に回って持たせた。「出足型っぽいですね。行き足は２番（永田啓二）の方が良かった。かったるさがないので回った後は悪くないです。準優はチルト０度にしたけど、気象条件を見て決めたい」。安定した舟足で、マイペースにレースを運んでいる。スタート勘を修正し、優勝戦の主導権を奪うか。

　その後も準優10Ｒの吉田裕平、11Ｒの白井英治と１枠勢が順当に逃げ切り、優出を果たした。白井は湿気の影響こそあったものの、実力者らしい冷静なレース運びが光った。５枠の大神康司の前付けにも動じることなく、コンマ15の的確な踏み込みで押し切った。「今日（４日目）はちょっと合ってない。湿度がすごいね。伸びは、特化している人に分が悪いだけで悪くはない。合えば出足、回り足はいい」。優勝戦は実戦足を引き出して、万全の状態から圧倒しにいく。