印賀　勝男の今日のねらい目！

　約５年ぶりも何のその。香川素子は19年３月オールレディース以来の当地参戦でも、大崩れのない安定した走りで優勝戦までたどり着いた。準優９Ｒも逃げて優出一番乗り。「大村は５年ぶりなので、こんな感じだったかなって。感覚は忘れているけど、エンジンのおかげです」と相棒の32号機に感謝した。優勝戦は３枠から勝機をつかむ。

　穴党は必見。伸び仕様の堀之内紀代子が準優10Ｒで２着に入り、優勝戦に駒を進めた。意外にも今年初優出で、初優勝を狙える仕上がりだ。「最近の中では伸びはいい。優勝戦はチルト１・５度でいく。スタートは難しいけど、全速で行ければ面白いですよ」。スタートに気持ちを乗せて、一気にＶを狙う。

　今節の１３１期勢は、準優まで勝ち上がった井上遥妃に注目が集まりがちだが、登みひ果もしっかり爪痕を残した。初日の１走目こそ６着に敗れたが、２日目以降は握ったレースで将来性を感じる走りを見せた。「（大村は）初めて走ったけど、海水の中では一番好きですね」。出足を中心に仕上がりはいい。最終日も大村のファンにしっかりアピールする。