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レース展望

 今回のGIIMB大賞は、男女各26名の選手が出場して「男女ガチンコバトル」と称して実施される。勝ち上がり方式はユニークで、4日間の予選は、男女別々に実施され、予選を勝ち上がった男女各9名が、準優勝戦で対戦して、各準優勝戦の上位2名が優勝戦へ出場する。準優勝戦の組合せは抽選で行われ3レースとも男女各3名が対戦する。よって優勝戦は、男6名?女6名?男女各3名?どのようになるかはわからない。準優勝戦が今シリーズの鍵となりそうだ。
 出場選手は、男子は近況好調な選手が揃った。関東からは、高レベルのテクニックを駆使する中澤和志とついにブレークしたスタート野郎山田哲也の二人が、堂々勝率8点台を引き下げて大村へ乗り込んでくる。東海からは、新プロペラ制度で自慢のテクニックが武器となり上昇気流の横澤剛治と三重の若武者新田雄史が有力だ。関西からは3月の総理杯で悲願のSGVで勢いのある馬袋義則と2年連続最多勝男、1着ハンターこと勝野竜司の兵庫コンビに、誰もがテクは認める守田俊介と最も強力な遠征陣になりそうだ。
 迎え撃つ地元九州からは、FでSG戦線は離脱しているものの、実力はSGでも上位の岡崎恭裕を筆頭格に地元の2枚看板石橋道友赤坂俊輔吉田弘文らが迎え撃つ。
 一方の女子は男子を上回りそうな超強力なメンバーが揃った。実力はさながら大村でも実績のある3名が有力だ。近況田口に追いつかれてきたものの、今期も堂々の女子勝率TOPの女王横西奏恵がやはり筆頭格になる。続くのは山川美由紀日高逸子のベテランコンビが共に大村実績十分で横西と3強を形成しそうだ。初優勝は大村と相性十分の海野ゆかり永井聖美に、久しぶりに大村登場の寺田千恵角ひとみ池田姉妹香川素子と中堅の実力レーサーも多数参戦する。若手に目を向けても平山智加を筆頭に、鎌倉涼長嶋万記平高奈菜に最年少女子A1の浜田亜理沙と女子はほぼベストメンバーが揃った。
 新プロペラに変更になり、エンジン差がなくなってきているので、体重が軽い女子の方がエンジン出しは1枚上手になってくるのか?
 男が強いか?女が速いか?
今夏最もエキサイトしそうな「GII 男女ガチンコ MB大賞」は7月10日、ボートレース大村で開幕する。