大村競艇の水面特性といえば大きく二つに分けられます。まずは何といってもインコースが強いことです。昔は満潮の時に強いと言われていましたが、最近は干潮でもインコースが強いシーンが見受けられ、イン1着率は40%、3連率は75%を超えています。風向きも影響しますが、追風がスローのインコースには有利が一般的ですが、選手によっては考え方は様々なようです。大村の舟券作戦は、まずはインコースを軸に組み立てると言っても過言ではないと思います。もう一つは2マークの出口のうねりです。2マーク側の防波堤の下部が開いており大村湾と繋がっているため目に見えにくい独特のうねりが発生します。ですから2 マークはキャビリやすく、はっきり言うと2マークはほとんどツケマイが効きません。ですから大村の2マークの攻略は「差し」が定番となっています。
そのため、大村の2マークは腕のいい選手、水面特性を熟知している地元選手などがうまく裁き、スピード任せに行く若手などは飛んでしまうこともあります。
その他の特徴では、バック水面では内側の艇の伸びが効くといったことも一考しておく必要があります。また、以前大村はよく悪魔の北西の風に悩まされていましたが、H17.3に防風ネットが完成し、ほとんど風の影響はなくなってきました。
スタートに関して大村は干満の差が激しいため、選手間ではよく「景色が変わる」といわれスタート感が掴みにくいようです。判断材料の一つとしては出走表等のその節のスタートタイミングを見て、その選手が掴んでいるかどうかの目安となるでしょう。