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秋の大村水面に集いし五十二名の最強戦士
海の王者を制するため10月16日合戦の火蓋が切って落とされる。

来年6月には待望の「第20回グランドチャンピオン決定戦」が開催されることになった大村競艇。10月16日には、周年競走にあわせて、競艇発祥の地大村で、競艇の歴史を後世に伝えるため、「競艇発祥の地記念館」が、57周年競走にあわせてオープンする。
その大村競艇で開催されるGI 開設 57周年記念 海の王者決定戦。参加メンバーも王者松井繁を中心にSG覇者17名が参戦と強力だ。

V候補はやはり王者松井繁が中心

笹川賞・GC・MB記念と優出している王者松井。MB記念の優勝戦では、1号艇を獲得しながら惜しくも優勝を逃したが、安定した実力は他の追随を許さない。当地では、2月に開催されたGI MB大賞の優勝で大村の特別戦はV4と相性も抜群。そのMB記念を制した池田浩二も参戦。因縁の対決となる。総理杯、MB記念と今年すでにSGを2回制覇した池田浩二。華麗なターンを武器に大村に旋風を巻き起こす。OCを制した菊地孝平もリズムに乗っている。持ち前のスタート力、旋回力で上位に食い込むことは必至だ。今年SGを制して余裕と勢いがある池田、菊地が打倒松井の一番手か!?

対抗は皇艇山崎智也・天才レーサー服部幸男

完全復活の兆しを見せる山崎智也も優勝候補の一角だ。笹川賞・GCの準優出、地元桐生GIでは優出2着、MB記念では優出と上り調子。また桐生をホームプールとする山崎が得意とする減音モーターを大村も4月に導入したことも好材料。見るものを魅了する山崎の走りの本領が発揮されそうだ。
また4月に行われたGII競艇祭を完全優勝した服部幸男も当地好相性だけに逃せない。
ライバル松井繁とともに優勝候補に名乗りを挙げる。

76期 魚谷、原田が巻き返す!

魚谷、原田、横西の76期軍団ももちろん中心的な存在だ。魚谷、原田は今年精彩を欠いているが、本来、実力は艇界トップクラスであるのは間違いない。共に大村は特別戦での優勝経験をもっており、相性も良いのでリズムが合えば優勝戦線に食い込んでくる。
女性初の8点台を狙う女王横西は、8月の女子リーグでは圧倒的な強さで優勝。勢いに乗れば台風の目になりそうだ。

ベテランと若手の実力者も虎視眈々

大村はGI連覇と相性抜群の元祖天才今村豊、近況F2などリズムは崩しているが、大村は準地元で、コース取りから気合の入る上滝和則、SG4冠で実力は折紙つきの市川哲也、大阪支部からは、亡き父の故郷で気合の入る、賞金王ハンター田中信一郎と愛弟子湯川浩司、その他にも、辻栄蔵、寺田祥とSGトップクラスの選手も虎視眈々と優勝を狙う。

若手で注目は峰竜太・岡崎恭裕

若手では、九州ダービー覇者の峰竜太と新鋭リーグで活躍中の岡崎泰弘に注目したい。
将来艇界の中心選手になる峰と岡崎の戦いぶりが楽しみだ。

地元上位6選手が参加

地元からは落合・津留・樋口・飯山晃・石橋・赤坂の6選手が参加。その中でも今年のSGに2回出場し、来年の総理杯の切符に手が届きそうな石橋道友は要チェック。最近は、SG、GIに定着している石橋だけに、上位に進出する可能性は大きい。