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レース展望

第1回賞金女王は大混戦に!?ベテラン日高、山川に期待!

 第1回賞金女王決定戦は大混戦が予想される。最強女王としてSG戦線でも活躍する横西奏恵(徳島)は、前期F2で9月丸亀周年から長欠に入っており、レース勘に不安を残す。同じく田口節子(岡山)も前期F2の休みが未消化で、スタートを控えている近況だけに、スピード、テクニック的には抜けている2人とはいえ大本命の◎の印までは打てない状況だ。
 そうなると、女子選手で唯一SGチャレンジカップに出場し、大村は女王を含む9回の優勝と相性は随一の日高逸子(福岡)、若松女子王座を制した山川美由紀(香川)のベテラン勢に期待が懸かる。イン日本一の大村水面はやはり内側の有利は揺るぎない。決定戦は2日目以降の枠番は抽選で決定される。12名の顔ぶれを見ると、進入で動いて来そうな選手は、日高と山川に2名くらいだろう。今回の決定戦はこの2名が中心になってくる可能性も高い。勢いがあるのは前期に7点の勝率を残した中谷朋子(兵庫)だ。10月まで優出を続けながら優勝回数が0 と勝負強さに不安を残していたが、11月平和島で今年初、7 年ぶりの優勝を飾って勢いはさらに加速するだろう。
元地元水面の香川素子(京都)も新プロペラ以降絶好調で直近当地の女子リーグも出足を仕上げて圧勝しただけに期待は高い。勝負強さなら当地7月のGII男女ガチンコMB大賞で記念クラスの男性レーサー相手にまくりで優勝した宇野弥生(愛知)と11月地元児島混合戦で優勝した寺田千恵(岡山)も上位には引けをとらない。初日の枠番は獲得賞金順で編成されるが、2日目以降の枠番は抽選になるので、角ひとみ(広島)、向井美鈴(山口)、三浦永理(静岡)も安定した捌きとインからの信頼も高いだけに上位進出の可能性も十分だ。ダークホースはやはり最若手の平山智加(香川)だろう。1 号艇で敗れた女子王座のリベンジに燃える。

シリーズ戦は勢いある若手に注目!

 シリーズ戦では直近の常滑、住之江の女子戦を連覇した長嶋万記(静岡)が絶好調で本命に推したい。女子リーグ第1戦で優勝した平高奈菜(愛媛)を始め、第2戦優勝の樋口由加里(岡山)、第4戦優勝の落合直子(大阪)、第5戦優勝の犬童千秋(宮崎)、実力派の鎌倉涼(大阪)、守屋美穂(岡山)ら若手選手に期待したい。もちろん海野ゆかり(広島)、永井聖美(愛知)、岩崎芳美(徳島)の実力者も中心になってくるのは間違いないし、ベテランの鵜飼菜穂子(愛知)、高橋淳美(大阪)、佐藤幸子(岡山)も意地を見せたいところだ。