当地で記念すべきタイトル奪取に成功した選手が多く、レベルの高いバトルが期待できるシリーズとなった。
なかでも当地G1、G2の両タイトルを持つのが遠藤エミ(滋賀)。特にプレミアムG1クイーンズC史上初となる完全優勝はまさに圧巻だった。
女子と男女混合の2つのG2タイトル保持者である守屋美穂(岡山)、特別戦タイトル奪取はないが十分そのレベルに達した竹井奈美(福岡)は、特に同じ世代として前出の遠藤にライバル意識は強い。それは櫻本あゆみ(東京)や浜田亜理沙(埼玉)も同様だ。
今春のG2レディースASで実に18年ぶりの特別戦制覇を成し遂げた岩崎芳美(徳島)、近況不振も当地実績は断然の海野ゆかり(広島)の歴代女王勢も怖い存在。
強豪男子を相手に当地G2を捲りで制した宇野弥生(愛知)の勝ちっぷりも鮮やかだった。
今期は4年ぶりのA1級復帰で気合も充実。また、当地でクイーンズC初代チャンプに輝いた三浦永理(静岡)が完全復活に向けて前進中だ。
今年の勢いでは落合直子(大阪)が出色で、細川裕子(愛知)も1着急増と不振を一掃している。当地でQCシリーズを制した廣中智紗衣(東京)が鳴門レディースASで優出、浜名湖Aレディース優勝とこちらも好調だ。そして、最近は捲りも多く活発な池田紫乃(長崎)が、念願の地元初優勝を目指す。
若い世代では、人気レーサーの土屋南(岡山)が実力も徐々に伴ってきて今後が楽しみ。倉持莉々(東京)は思い切りの良い全速戦で上位勢をかき回す。